5.16
前に一度、彼の体調が優れず
仕事を休む日が続いた日、
飲み会から独り暮らしの部屋に帰った私はなんだか無性に悲しくなった。
『私って彼のタメになることなんもできないや』
こいいう風に思うことが突発的にあるのです。
気持ちを誤魔化すために帰ってもお酒を飲んで
気が紛れるどころかどんどん感情的になり逆効果。
彼の迷惑になると思いつつ電話をかけた。
『私って必要ですか?』
と頭の中では聞こうとしていたけど
具合悪そうな声を聞いたら結局なんにも言えなくて
電話越しに泣くことしかできなかった。
そしたら『今から行くから』とその後
走って来たのか汗だくで息も上がってた。
自分の身勝手さと悲しさが溢れだして
声を出して泣いてしまった。
『わたし何もできない』と大きな声で泣いてしまった。絶対隣の部屋まで聞こえただろうな....汗
『居てくれるだけで良いから』と言ってくれた彼だけど、それが精一杯の答えなんだろうな。
実際に医者でもない私ができることは何もない。
本当に一緒にいることしかできない。
だけど、それでほんの少しでも彼の心の拠り所になるならそれで良いです。
『他に良い人なんかいくらでもいる』と言う人がいますが、うつ病の人だから不適切と決めつけているのだろうか。
そこまで言うなら今すぐ目の前にその人連れて来てよ。なんて思うことがしばしば(笑)
第一、『良い人』とはどんな人を指すの?
病気じゃなければ良い人とは限らないのでは。
心身ともに健康でも、暴力を振るう人だったら?
なんて考えたらキリが無いけど....
うつ病でその人が構成されているわけではないのに。
だから私だけは何を言われても他の部分をたくさん
見ていきたいんです。